えもふりでVtuberの真似事をする① Vの肉体を作成する
本記事は最近流行りのVtuberの真似事をえもふりを用いてやってみるものだ。
えもふりVtuberのメリット・デメリット
整理すると、
メリット
・「ランニングコストが0円」
Live2Dなどを用いると、どうしてもランニングコストがかかるが、えもふりなら0だ。お試しや身内向けには最適といえるだろう。
・「望むデザインにしやすい」
言ってしまえば自分で書いて作るので、3Dモデリングでありがちな欲しいパーツが見つからないことはない。カスタムキャストなどだと汎用っぽくて嫌だ!というこだわり派向けといえるだろう。
デメリット
・「多少の絵心が要求される」
自由度が高いことは、逆に言えば自分で描けないといけないということ。
・「胴体までしかない」
えもふり(無料)で試せる範囲は基本的に胴体まで。まあ、あまり不自由はしないが…
全体行程
次のようなイメージ。
軽く説明すると、2Dで描いた絵を「えもふり(E-mote)」*1というソフトで3Dっぽく動かせるようになる。
これをUnity内で制御・撮影し、OBSに配置を行い、各種配信サービスで配信を行うというものだ。
Vの肉体を作成する
⓪えもふり(E-mote)導入
以下から。
https://emote.mtwo.co.jp/download/
①テンプレート準備
まずは、「えもふり」と、テンプレートから「シンプルテンプレート」のどちらかを落とす。
テンプレートのpsdファイルを編集すると次のような感じ。
パーツごとに分かれているので、下書きまでは普通に上半身だけの絵を描き、後はパーツごとに描く流れだ。
②キャラデ
まずは任意のペイントソフトで適当にキャラデ。テーマを決めるのが重要なので「雪降桜」とした。
③下書き
テンプレートのpsdファイルで下書きを行う。Clipstudioを使用している場合、定規ツール内に「対称定規」があるので、活用すると正面画は描きやすい。
(最終的に2048×2048までにしか出来ないため、サイズには注意。大きめに書いておき、最後に画像解像度で調整するのがおすすめだ。)
④パーツごとに分けて絵を描く
レイヤー名は、テンプレートに従って同じ名前としていく必要がある。
注意点として、「動かすので普段見えない部分まで描く必要が生じる」。
例えば髪の毛の部分を外すと下のようになる。普通の描き方とは異なり、髪の毛に隠れた部分まで影を付けて描く必要が出る。
⑤えもふりで動かす
えもふりを起動し、今のpsdをインポートする。タイムライン編集で動作を選び、再生を押すと、動作チェックできる。
もし、胸などがズレてしまう場合はパーツ編集から、メッシュで調整。
⑥Unity向けにエクスポート
エクスポートからUnity向けにエクスポートするを選択。適当な名前でエクスポートすると、Vの体は完成。
⑥※ オマケ:動画出力してみよう
動画を出力するを押すとgifで出力できる。
こんな感じ。
今回はここまで。次はお試し配信まで行う。